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アバルト595コンペティツィオーネ/トヨタ86/BMW523d / かほりさん

私を最高に笑顔にする時間は、アバルト595とトヨタ86でモータースポーツのお稽古に励むひとときです

2022.11.25.

今回紹介する女性は、3台の車を所有する女性。趣味はサーキットでのお稽古です


子どもの頃から車に乗ることが好きで、よくお父さんが運転する車の助手席でドライブを楽しんでいた彼女。子どもの頃は海外で生まれ育ったこともあり、ヨーロッパ各国で車窓を楽しんだ思い出があるそう。

「どの国に行っても車のある生活でしたので、両親ともども車に乗っていました。スイスに住んでいたときはたしかアウディだったと思います。住んでいた場所ジュネーブはフランスの国境も近く、車で5分くらいでフランスに入るんです。だからパンを買うときはパスポートを持参してフランスまで買いに行っていました」

免許を取得したのは日本。すぐに自分の車が欲しかったが海外赴任をしている両親から車の運転を心配され。なかなかマイカーの購入は許しがでなかった。結局、自由に運転ができるようになったのは結婚後。旦那様の車、BMW(5シリーズX5、X3など)を借りて運転していたそう。そして初めて自分名義の車が、アバルト595ツーリズモだった。

 

 

初めてのマイカーはアバルト595ツーリズモ

アバルト595ツーリズモを購入したのは、アバルトに乗っていた彼女の実の弟がきっかけ。富士スピードウェイでスポーツカーに乗せてもらう機会があり、弟に連れていったもらったそう。

大人になってから初めて、弟が車が好きだったことを知ったという。でもそれをきっかけに、一緒にアバルト走行会に出かけるようになり、彼女は弟のアバルトで走行会にも参加した。ちょうど1年経ったときに、さすがに車を借りて走行に続けるのはどうなのかなと思い始めた彼女は、中古車で、真っ赤なホイールを履いている真っ赤なボディのアバルトを見つけた。「試乗後、ものの数分で愛車に決めてしまいました(笑)」。それが彼女の初めてのマイカーとなる。

「1番最初に富士スピードウエイに連れていってくれたのは、今でも車仲間で仲良くさせてもらっている女性の友人です。今思えば、私がモータースポーツにはまるきっかけを作ってくれたのが彼女。本当に感謝しています」

 

モータースポーツの魅力を知る

「非日常のサーキットは、私にとって人生でかかわることがないはずの場所でした。最初はモータースポーツって何?という状況でしたが、サーキット走行を重ねていく中で、少しずつ理解していきました。自分の中でこれも(モーター)スポーツだったんだ!と認識したときは、改めて驚いたくらい(笑) 夫にもゴルフに例えて、ゴルフ場に行くには、道具やレッスンが必要でしょ? なんて、説明したりしながらモータースポーツの理解を深めてもらいました」

そんな旦那様から「独学よりもレッスンに行ったら? 加えて車を買ったのなら、本気を見せてくださいね」と発破をかけられたとか。「その言葉に奮起して、筑波、富士のライセンスも取得しました。夫には勲章でもとったかのように自慢しましたが、通えば誰でも取得できるんですけどね(笑)」

 

 

アバルトを買い替え、さらに86を増車

初めてのマイカーは残念ながら、富士スピードウェイで前の車のオイルに乗ってしまいクラッシュしてしまった。必死の思いで修復したものの、不具合が多発。修復を繰り返しながらカスタムを加えて維持していくのは相当な金額がかかる。そんなとき、整備に立ち寄った際に試乗したアバルト595コンペティツィオーネの実力に愕然とする。

「本当に驚きました。ノーマルでも物凄くポテンシャルが高い。修復しながらツーリズモに乗り続けるよりも、走るためのスペックが揃ったコンペティツィオーネに乗り換えて、必要に応じてゆっくり変えていけばよいかなと考えて、595コンペティツィオーネの購入を決めました」

そしてさらにフロントエンジン・リヤドライブのトヨタ86も増車する。これでFF車とFR車の車が揃った。この2台は普段使いもするが、サーキットに行くための車でもある。

「現在は月2回、モータースポーツのお稽古に勤しんでいます(笑)」

 

ここまで夢中になったことはない

過去にはテニスやスキーに夢中になっていたときもあった。でもモータースポーツほど本気で取り組んでいる”お稽古”は初めてだという。

「乗るたびに笑顔が絶えなくて、楽しくて、ずーっと運転していたくなります。スキーもそれなりに本気で、山岳スキーをやっていたこともあるのですが、過去の趣味をはるかに超えているのがモータースポーツのお稽古です。家族からは、こんな笑顔を見たことがない!と驚かれています(笑)」

車に出会い、モータースポーツを知ったこと。これは彼女の人生を変えてしまうくらいの力があった。そんな彼女に車とはどんな存在なのかを改めて伺う。

「人生のスパイスです。車を通して知り合った人とのつながり、出会いはかけがえのないものです。車と出会ってなかったら、こんなHappyな日々が過せることはなかった。本当に今、幸せです」

 

 

ビーカー編集部♪インタビューを終えて


アバルト595と出会う前は、サーキットも知らなければ、モータースポーツという言葉も知らなかった彼女。それが、少しのきっかけで、生活が一変する。人生何が起こるかわからない。だからこそ、楽しい。そんな事実を改めて彼女に教えてもらった。

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