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ローバーミニ / Shoさん

暖気必須、鍵は3つ・・・手間がかかるローバーミニが教えてくれたスローライフ。面倒くささが愛おしい。

2022.05.08.

今回紹介するビードライバーは、雑貨も家具もヴィンテージが好きな、クラシックミニに乗るオーナーです。


 

ヴィンテージカーに乗りたい

「もともと家具や雑貨など何でも古いものが好きだったんです。いつか車もヴィンテージカーに乗りたいと思っていました」

そんな彼女が選んだ車は以前から可愛いなと思っていたローバーミニ。あまりに古すぎるとメンテナンスなど自分では手に負えないと思い、ほどよいヴィンテージ感を味わえる車という彼女の条件にもぴたりと当てはまった。

「外見も好きだったんです。私自身の仕事はアート系の講師をやっていたりするので、いろいろな車のデザインにも影響を与えたこの車の完成されたデザインは、とても気に入っています」

 

 

マニュアル車のローバーミニを購入した理由

車が好きな旦那様も古い車が好きで、今の車は旦那様が見つけてきたそう。「古い車は外観の状態の良さよりもエンジンが調子のいい車を選んだほうが良いと主人から教えてもらったので、直接エンジン音を聞いたり乗って、車を決めました」

エンジンを優先して選んだものの、外観の状態もよくブルーの塗装も青空のもと良く映える。

「前の前のオーナーの方がすごく綺麗に塗装してくださっていたので、外観はほぼそのまま。屋根にはイギリスの国旗があるのですがこれもペイントで描かれています。ボンネットに革のベルトをつけたり、ライトまわりにヘッドライトリング(庇のようなもの)をつけたり、少しずつアレンジを加えています」

そしてもう1つ、ミニを選ぶ際の旦那様からのアドバイスが、ミニに乗るなら絶対にマニュアル車!一択だと・・・。

「AT車は賛成してもらえなかったので、もう、乗りたい一心で自動車教習所以来、久しぶりにマニュアル車のハンドルを握りました。道に出るのが怖くて怖くて。主人は鬼教官化していましたね(笑)」

鬼・・・もとい、旦那様の愛ある厳しい特訓のおかげで今では10年以上前からはまっているヴィンテージなキャンプグッズで楽しむ、キャンプも満喫中。

 

 

車生活の始まりはトヨタ・ソアラからでした

彼女が初めて乗った車はトヨタ・ソアラ。車好きのお父さんの愛車を借りて乗っていたそう。当時は北海道で、真っすぐな道をソアラでドライブしていたとか。

「それも良い思い出で、運転していて気持ちがいいなぁと感じたので運転するのは最初から好きだったのかもしれないですね」

しばらくして東京でひとり暮らしが始まった。東京では車が必需品ではなくなり、ほぼ10年近く車に乗らない期間に入る。そして結婚を機に、再び車のある暮らしが復活。

「久しぶりに乗ったのが日産マーチです。そのときにキャンプをするようになりました。次に幅が広い、ワイドなハイエースでキャンプに出かけるようになりました」

 

 

 

ヴィンテージのキャンプグッズに囲まれて鉄骨女子キャンプ

以前は子ども3人、愛犬、旦那様と6人で出かけていたキャンプ。現在は、主に一番下の娘さんと、愛犬オレオちゃんと3人で、ミニにキャンプ道具を積んでキャンプを楽しでいる。

写真を見てもらえれば一目瞭然。キャンプグッズはヴィンテージでそろえ、それはテントまでも。

「鉄骨テント(ロッジ型)好きな女性同士で行く女子キャンプも楽しんでいます。一緒に行く仲間も鉄骨テント好きなので鉄骨女子って呼んでいるんです(笑)」

キャンプではトランクルームの寸法に合わせて自作で作ったテーブルも広げる。ミニとヴィーテージのキャンプギアは、見ているだけでもさまになるけど、道具として大切に使っている様子が伝わってくる。

「エンジをかけるときの鍵、ドアやトランクルームを開ける鍵、給油口の鍵と、3つの鍵があるんです。走る前には暖気も必要で。最初は手間がかかる車だなぁと思いましたが、いまはそれさえも愛おしくなっています。ミニと一緒に、1つずつ、丁寧にゆっくり暮らしていく・・・そんなスローライフを楽しむ心地よさを教えてもらったような気がします」

キャンプに行くときは屋根もトランクルームも車内も、ミニにぎゅうぎゅうに荷物を乗せる。「たくさん荷物を積んでる姿もとても可愛らしいんです」

最後に、ミニとともにスローライフを満喫している彼女に、貴方にとって車とはなんですか?と伺った。

「新しい世界を広げてくれる相棒かなと思います。マーチのときもハイエースのときもそうなのですが、私の知らなかった新しい世界を教えてもらえるんです。乗る車によって生活スタイルにも変化が起こるし、新しい仲間とも出会えます」

 

 

ビーカー編集部♪インタビューを終えて


ミニが教えてくれたスローライフは、いまではshoさんにとってもスタンダードとなり、等身大、自然体のままに、ミニとの暮らしを楽しでいます。

ひとつひとつ丁寧に選んだヴィンテージのキャンプギアをミニに乗せて、自然とともに過ごし、再びミニに荷物を積んで家路へ。そんなキャンプ場での1つ1つの場面を想像するだけでも心がほっと和みました。

車を乗り換えるたびに、新しい世界が広がっていく・・・。まさにマイカーを所有する喜びです。

 

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