今回紹介する女性は増車を重ねて現在4台に愛車を所有する女性オーナーです。
物心ついた頃から車が好き。とくに両親が車好きだったわけでもなく、気が付いたら自然に車が好きになっていた。幼い頃も振り返ればミニカーもたくさん持っていたそう。18歳ですぐに免許を取得し、はじめてのマイカーはマニュアル車のダイハツ・ミゼット2。なんと最初は1人乗り。
「父から安く譲ってくれるという話があり1年くらい乗っていました。荷物も乗らず1人乗りで、エアコンも無かったので夏はまともに過ごせなかったですね(笑)」
しばらくして2人用のミゼット2に乗り換えて学生時代はミゼットと過ごす。就職してからは色々な車に乗った。最初は9代目のスカイライン(R33)、次に10代目、11代目のスカイラインに乗り継ぎ、そこで初めて増車し、フィアット500を加えて2台を所有することになった。さらに、スカイラインクーペを手放してGT-R(R34)に乗り換える。
そこからさらにディズニーのキャラクター「ミッキーマウス」とコラボレーションした特別仕様 のスマート電気自動車を増車し、3台所有に。しばらくしてスマートを手放し、アバルト595に乗り換える。
ここで終わりかと思いきや、フェラーリ・カリフォルニアを増車し、4台所有となった。4台のうち、もともと乗っていた2ドアのスカイラインを手放して4ドアのスカイラインにし、GT-Rは、ニスモ仕様のGT-R(R35)に乗り換えた。
現在の愛車を整理すると、フェラーリ・カリフォルニア、アバルト595、日産スカイライン、日産GT-Rの計4台が彼女の愛車。まさに車漬けとはこのこと。
「気が付いたら今の状態に。じつは手放すことができなかったんです。それぞれの車のコミュニティがあって仲良くさせてもらっていることもあって。もちろん車を手放しても仲間は受け入れてくれると思いますが、自分自身にとっても車はあったほうがいい。そうなると、増やすしか選択肢がありませんでした(苦笑)」
アバルト595は、初めてフィアット500を購入する際にアバルトも試乗させてもらったそう。そのときの運転の面白さが忘れられず、もう一度、かわいくて速い車に乗りたいという気持ちが沸き起こってきたことが購入した理由。
スカイラインは高校生の頃から憧れていた車だった。GT-Rにも憧れはあったがなかなか手が届かず、ずっと遠回りしてきたそう。そんな長年の想いを果たすために、GT-Rも手に入れた。それ以来、スカイラインもGT-Rも手放すことは考えられなくなってしまう。
「カリフォルニアの増車は、本当に勢いでした。いろいろなサイトを見ていたときに今の車を見つけて、価格的にも思ったよりも安かったことと、自分が履きたいと思っていたホイールも装着されていて・・・。これはもう、行くしかない!と、気持ちにスイッチが入ってしまったんです」
日常使いで一番稼働率が高いのはアバルト595。「乗っていて一番楽しいのは595です。踏んだら踏んだだけ気持ちよく加速してくれる。快適装備も揃っているし、長距離も楽しく走らせてくれます」
4台の愛車に囲まれている生活。夢のような生活ですがやはり、ネックは維持費。
「税金と車検だけでも地獄です。それでもやっぱり1台、1台、思い入れがあり、いろいろな仲間と共感できる楽しみはその苦しみを軽く超えてしまいます」
生活の中心に車を置く彼女に「車とはどんな存在ですか?」と最後に伺った。
「車のために生きているというか、車とともにある人生。私にとって欠かすことができない相棒です」
乗りたい車に乗っていたら、いつのまにか手放せなくなり増車に増車を重ねていった・・・。車を眺めるためのガレージハウスまで建ててしまったとのことなので、車=彼女の人生と言っている言葉に過言はない。1台の車から広がる、出会いや楽しみ方もそれぞれ素敵なエピソードでした。