夏バテ対策 疲れにくい体にするためのコツ


夏休みが近づいてきました。まもなくロングドライブのシーズン到来です。でも夏の渋滞は体の体力も心の体力も消耗します。ドライブシーズンに向けて、今から疲れにくい体作りをしましょう。


疲れやすくなる原因は筋力不足だった!

frau im büro macht eine pause und entspannt

「近ごろ体が疲れやすくなった……」と感じている方はいますか? 疲れているから体を休ませようと考えると思いますが、本当にその疲れは、体のお疲れなのでしょうか? 精神面からくる疲れなのか、頭を使い過ぎて疲れたのか、はたまた肉体労働で疲れたのか。一度、疲れた原因を考えてみる必要があります。というのも、その体のお疲れ。もしかしたら、筋力不足による疲れかもしれないからです。運転疲れや、デスクワークでの疲れ、人間関係の疲れ。そういったお疲れは、肉体疲労ではないので、むしろ体を動かしたほうがラクになるケースがあります。つまり、体を動かしていないからだるさ、疲れを感じているかもしれないのです。

 

基礎代謝も落ち、太りやすくなる

筋肉量は20歳前後をピークに年に約1%ずつ減っていきます。筋肉量が低下すると電車で立つのが辛くなったり、すぐに座りたくなったり、階段を使うのも辛くなります。肩こり、腰痛の原因も筋力不足が原因のひとつです。また基礎代謝量(何もしなくても消費するエネルギー)も当然落ちるので、食べている量が変わっていないのに太るようになったという方は、筋力の低下が大きく影響しています。

 

適切な筋肉をつけて、疲れにくい体を目指そう

ドライブで起こりやすい、肩こり、腰痛といったトラブルも筋力が復活したら和らぐ可能性も。また疲れにくい体づくりを目指せば、ロングドライブがより楽しめるはずです。ではさっそく筋トレ。でも激しい筋トレではありません。誰でも簡単に今日からトライできる、疲れない体を作るための日常で気を付ける方法や、プチエクササイズをご紹介します。

 

下半身を鍛える! 太ももの筋トレ

両手は腰に、足をそろえてまっすぐに立ちます。その姿勢から大きく前に一歩足を踏み出し、元の位置に戻る。前に足を出したときにつま先よりも膝が前に出ないように気を付けます。膝の真下にかかとの位置がくるように。10~20回行い、反対側の足も同様に行います。

 

 

お尻の大きな筋肉を鍛える、お尻の上げ下げ

仰向けになり両膝をたて、太ももと太ももの間は本一冊分のスペースを開けます。両腕は体の横に伸ばし手のひらは床に。息を吸いながら、お尻を上げます。膝から肩まで一直線になるようにし、約5秒キープ。両膝は開かないように注意し、太ももと太ももの間は本一冊分のスペースを維持。息を吐きながらお尻を下ろします。これを10回繰り返します。慣れてきたら回数を増やしましょう。

 

 

腕と胸の前の大きな筋肉を鍛える、膝つき腕立て

膝を床につけたまま、両手は肩幅より少し広めに床に手をつきます。息を吸って、息を吐きながら、脇を締めて両肘を後ろに引きながら上体を床に下げ、息を吸いながら両肘を伸ばし上体を上に引き上げます。頭のてっぺんから膝までが一直線上になるように意識して、繰り返します。最初は10回程度から。

 

 

ここに上げたエクササイズは、体の中でも大きな筋肉に刺激を与えることが出来るものです。大きな筋肉に刺激を入れ、負荷をかけると筋肉を増やせるだけでなく、成長ホルモンも多く分泌されます。肌の水分量を保つのにも成長ホルモンは必要です。筋力アップ、成長ホルモンも分泌させて、元気で、若々しい見た目も手に入れましょう!

 

text:鈴木珠美(beecar編集長&インナービューティアドバイザー)

 

 

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